アズマヒキガエル
(カエル目ヒキガエル科)

 宮城県内でみられるカエルではウシガエルに次いで大きく、体長は15cmくらいまで成長します。市街地の庭先から高山までみることができ、ガマガエルの一般名で親しまれています。繁殖期は2月頃から始まり、池や水田などの止水にひも状の卵塊を産卵します。オタマジャクシは黒色で非常に小さく、変態時の幼体(子ガエル)の大きさも8mmほどしかありません。本種は動きが非常に鈍く、敵に簡単に襲われそうですが、耳の後ろから毒液を出すことで身を守っていると言われています。

オオカワトンボ
(トンボ目カワトンボ科)

 カワトンボは数年前まで分類が混沌としていましたが、かつて東日本に分布していたヒガシカワトンボは、オオカワトンボに分類されることになりました。雄には写真のように翅が橙色のタイプと透明のタイプがいますが、雌はすべて翅が透明です。また、雄は縁紋が赤く、雌は白いことも特徴ですが、未成熟の雄は雌と同色です。

イトヨ(トゲウオ目トゲウオ科)

 本種には海と川を行き来するタイプ(降海型)と、湧水などの冷水で一生を過ごすタイプ(陸封型)があります。宮城県には降海型のみが分布し、宮城県レッドデータブックでは絶滅危惧U類に指定されています。降海型は川で産まれた後に海へ下り、沿岸部で成長し、翌年の春に産卵のために川を遡上します。このような生活史をもつ魚類は遡河回遊魚と呼ばれ、サケやワカサギなどがこれに含まれます。